もくじ
漫画家のペンネームに関する雑学
漫画家たちのペンネームの由来や、ペンネームに関するおもしろい雑学を紹介。
「うすた京介」の由来
「すごいよ!! マサルさん」や「ピューと吹く! ジャガー」で有名な【うすた京介】のペンネームはウスターソースに由来する。
ペンネームを考えているときに、たまたま近くにウスターソースがあったので「うすた宗介(そうすけ)」にしたそうだ。
なぜ「宗介」から「京介」になったのかというと、漫画の賞に応募して受賞したときに名前を「京介」とまちがえられて掲載されたからなのだ。
「安野モヨコ」の由来
「働きマン」で有名な安野モヨコのペンネームは、絵本作家の安野光雅(あんのみつまさ)と小説「ドグラマグラ」に登場する呉(くれ)モヨコの名前を組み合わせたものである。
安野はペンネームだが、「エヴァンゲリオン」や「シンゴジラ」の監督、庵野秀明(あんのひであき)と結婚したので、字はちがうものの本名も「あんの」になったのだ。
鳥山明が使おうとしていたペンネーム
「ドラゴンボール」の鳥山明は本名だが、イタズラ電話に悩まされペンネームをつかおうとしたことがある。
それは「水田二期作(みずたにきさく)」というペンネームだ。
しかし、編集者に「おもしろくない」とあっけなく却下されてしまい、本名の鳥山明で漫画家をつづけることになったのだ。
「矢沢あい」の由来
「NANA(ナナ)」で有名な矢沢あいのペンネームは彼女が敬愛するスーパースターの矢沢永吉(やざわえいきち)に由来する。
矢沢永吉の名字と、彼女の本名の「愛」を平仮名にした「あい」を組み合わせてペンネームにしたのだ。
偶然なのかねらったのかは分からないが、矢沢あい=矢沢LOVEになる。
「羽海野チカ」の由来
「ハチミツとクローバー」や「3月のライオン」で有名な羽海野チカ(うみのちか)のペンネームは自身の作品のタイトルに由来する。
それは、彼女が初めて書いた漫画「海の近くの遊園地」である。
タイトルの頭の部分「海の近(うみのちか)」がペンネームになっているのだ。
尾田栄一郎の昔のペンネーム
「ワンピース」の尾田栄一郎は本名だが、デビューまえは「月火水木金土(つきひみずこんどう)」というペンネームをつかっていた。
新人賞を受賞した短編漫画「WANTED!」も、月火水木金土のペンネームで応募しているのだ。
「月火水木金土(つきひみずこんどう)」という名前に日曜(休み)がないのは、彼の漫画に対する熱意のあらわれなのかもしれない。
「空知英秋」の由来
「銀魂」で有名な空知英秋(そらちひであき)のペンネームは彼の出身地に由来する。
北海道の空知地方というところの出身なのでペンネームを空知英秋としたそうだ。
ちなみに、空知英秋の自画像はゴリラだが彼は人間である。
「松本零士」の由来
「銀河鉄道999」で有名な松本零士のペンネームは、「零歳児」の感覚を忘れないようにつけられた名前である。
他にも、夜中の0時(れいじ)を過ぎないとアイデアが思いつかないことや、いつも0時まで働いているという彼の執筆スタイルもペンネームに関わっているのだ。
ちなみに、本名は松本晟(まつもとあきら)であり、「松本あきら」というペンネームで活動していたこともある。
「モンキーパンチ」の由来
「ルパン三世」の作者モンキーパンチのペンネームは編集者が考えた名前である。
彼の漫画の作風から普通の名前よりも、どこの国の人だか分からない名前にしたほうがいいと考え、モンキーパンチにしたといわれている。
モンキーパンチ本人はこのペンネームをあまり気に入っていなかったそうだがルパン三世がヒットしてしまい、名前を変えられなくなったのだ。
「手塚治虫」の由来
漫画の神さま手塚治虫のペンネームは、彼の本名と彼が虫好きだったことに由来する。
本名の手塚治(てづかおさむ)に「虫」の字をくわえて手塚治虫。
字面はそのままだが、最初のうちは手塚治虫と書いて「てづかおさむし」と読むペンネームだったのだ。
まとめ
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